ATTAZoo Uは、一つのkintone環境内では実現が難しい「kintone環境を超えたデータ連携」を行うための機能をプラグイン形式でご利用することができるサービスです。
プラグイン形式のため、JavaScriptやCSSによるカスタマイズは不要で、誰でもかんたんに「kintone環境を超えたデータ連携」を行うことができ、kintoneを用いた更なる業務改善、効率化を実現できます。
製品の概要は以下の「ATTAZoo U」製品ホームページをご確認ください。
https://www.jbat.co.jp/lp/attazoou/
プラグインの導入にはkintone スタンダードコースが必要です。 提供するプラグインは以下Webブラウザ・アプリを動作環境としております。
Windows
- Internet Explorer 11(2022年6月まで)
- Microsoft Edge 最新版
- Mozilla Firefox 最新版
- Google Chrome 最新版
Android 11
- Android Chrome 最新版
- kintoneモバイルアプリ
iOS 13, 14, 15
- Safari 13 / 14 / 15
- kintoneモバイルアプリ
併せてkintoneの動作環境に準じる必要があります。詳しくは以下のURLからご確認ください。 https://www.cybozu.com/jp/service/requirements.html
※上記Webブラウザ以外の動作に関しては対応検討中となります。
※モバイル端末のブラウザにてPC版の画面を利用した場合の動作はサポート対象外となります。
※webStorage機能が有効なブラウザのみ動作いたします。
※kintoneアプリの設定「言語ごとの設定」がされているアプリには対応しておりません。
プラグインのインストール方法、アンインストール方法、アップデート方法に関しては以下のマニュアルをご参照ください。
https://docs.jbat.co.jp/attazoo/install/installv1.0/ja/index.html
Webマニュアルの閲覧機能
ボタンを押下することで現在開いているプラグインのマニュアルを開きます。
プラグイン設定の書き出し機能・読み込み機能について
一部のプラグインはプラグインの書き出し、読み込み機能があります。対応状況は以下対応表の通りです。
プラグイン設定の書き出し・読み込み対応表 ◯:対応済み △:一部対応 ✕:未対応 ー:対応予定なし
プラグイン名 | 書き出し・読み込み | 他ドメインへの読み込み※1 |
---|---|---|
ATTAZoo U アプリ間レコード更新 | ✕ | ✕ |
※1 他ドメインへの読み込みが未対応の場合、他ドメインのアプリに読み込むとアプリIDが見つからず、プラグイン動作時にエラーとなったり、設定画面が開かないなど、動作が不安定となる可能性があります。
プラグイン設定の書き出し機能
保存されたプラグイン設定をファイルに書き出します。
この機能はプラグイン設定が存在する場合のみ表示されます。
書き出しの際、現在の画面に設定されている内容ではなく保存された内容にて書き出します。現在の画面に設定されている内容を保存する場合は一度保存してから再度画面を開いて書き出しを実施してください。
また、書き出される内容にはAPIトークンなどの情報が含まれる場合があります。ファイルの取り扱いには十分にご配慮ください。
プラグイン設定の読み込み機能
書き出されたプラグイン設定ファイルを読み込みます。
この機能はプラグイン設定が存在する場合のみ表示されます。また、一部のプラグインは設定の内容上ご利用ができないため表示されません。
読み込むファイルについて、以下ファイルの場合は正しく動作しない場合があります。必ずご確認の上ご利用ください。 また、動作しない場合はプラグイン設定も開かなくなる可能性があります。その場合は一度アプリからこのプラグインの利用を解除し再度設定してください。
・書き出しを実施したアプリと同様のアプリでないアプリに読み込みを実施した場合 書き出しを実施した時点のアプリ情報と、読み込んだアプリのアプリ情報が一致している必要があります。フィールドコードが存在しない場合や変更している場合などは正しく動作せず動作が不安定となる可能性があります。
・他アプリを設定しているプラグインつ、他ドメインにて書き出さされたファイルではない場合 関連レコード一覧集計+、ルックアップ+、テーブルデータ転送+、アプリ間レコード更新+など他アプリの情報を含む場合、他ドメイン上ではアプリIDが一致せず、正しく読み込むことができません。他アプリやIDを設定していない場合は正しく読み込むことが可能です。
・より新しいバージョンにて書き出したファイルを読み込んだ場合 ATTAZoo では後方互換性を有しておりますが、先方互換性は有しておりません。そのため、新しいバージョンの設定内容を古いバージョンに読み込むことができない場合があります。そのような場合はプラグインを再度開いて保存するなどして動作をご確認ください。
・アプリ固有の情報を持っている書き出した他アプリに読み込む場合 自動採番+V2プラグインにて書き出したファイルを他のアプリに対して読み込む場合は、APIトークンを再度取得して再入力してください。
レコード追加・編集保存時に他アプリのレコードを更新することで、編集された情報をリアルタイムに反映することができるプラグインです。レコード追加画面、編集画面、およびレコード一覧のインライン編集保存時に動作します。
一つのレコードの編集を行うことにより、同時に他アプリのレコード更新を行うことが可能となります。これにより、同じステータスを管理するようなアプリが点在しているものや、日付を利用しているアプリに対して設定することが可能になります。
こちらの例でいうと、出荷管理アプリに本プラグインを設定することで、出荷管理アプリのレコードを変更した際に案件管理アプリ、受注管理アプリ上にある出荷管理アプリに関連するフィールドを更新することが可能になります。
・プラグイン利用時の内容について
プラグイン設定にて更新対象となるフィールドを設定し、レコード追加画面、レコード編集画面、インライン編集画面から保存した際に、以下のようなダイアログが表示されます。こちらのダイアログにて更新結果が表示されます。
更新結果を通知するダイアログ
更新元フィールドに変更がない場合や、キーの値が空欄の場合は更新されず更新のダイアログは表示されません。
プラグインをインストール後、設定画面を開きます。設定画面を開いて保存ボタンを押し、アプリを更新するまでプラグインは有効になりません。
・更新先アプリの設定
① アプリ検索の入力欄
テキストボックスにアプリ検索に使用したいワード(アプリ名の一部など)を入力してください。
② アプリ検索ボタン
ボタンを押して、アプリ検索してください。アプリは「①アプリ検索の入力欄」の入力で検索されます。検索されたアプリは、「③アプリの指定」のドロップダウンに表示されます。
③ アプリの指定
ドロップダウンからデータ転送先に指定したいアプリを選択してください。
・APIトークンの設定
① APIトークン設定画面リンク
更新先アプリの設定をすることで表示されます。リンクを押下することで更新先アプリのAPIトークン設定画面が別ウィンドウで表示されます。
② APIトークンの入力
更新先のレコード閲覧とレコード編集が可能なAPIトークンを設定します。APIトークンは、①の画面にて表示されるランダムな文字列を指します。詳しくは以下のkintoneヘルプをご確認ください。
https://jp.cybozu.help/k/ja/user/app_settings/api_token.html
・更新先アプリの設定(他ドメインのkintoneに対して更新する)
① 他ドメインのkintoneに対して更新する
他ドメインのkintoneアプリに対して更新したい場合、チェックを入れてください。
② サブドメイン名
更新したいアプリがあるkintoneのサブドメイン名を入力してください。
XXXXX.cybozu.com
③ アプリID
更新したいアプリのアプリIDを入力してください。アプリIDはアプリ管理画面のアプリの一覧表、もしくはアプリを開いた際のURLに記載されています。以下の例の場合、アプリIDは279です。
④ APIトークン
更新先アプリのレコード閲覧とレコード編集が可能なAPIトークンを設定します。
詳しくは以下のkintoneヘルプをご確認ください。
https://jp.cybozu.help/k/ja/user/app_settings/api_token.html
⑤ ゲストスペースID
更新したいアプリがゲストスペースにある場合、ゲストスペースIDを入力してください。ゲストスペースIDはkintoneシステム管理にあるスペース管理画面のスペースの一覧表、もしくはアプリを開いた際のURLに記載されています。以下の例の場合、ゲストスペースIDは2です。
⑥ フィールド取得
②~⑤の入力情報を利用して、他ドメインのkintoneアプリのフィールド情報を取得します。取得に成功すると「更新キーの設定」以降の設定を行うことができるようになります。
・更新キーの設定
① 更新元のキーフィールド
更新元キーフィールドをこのアプリのフィールドから選択します。
② 更新先のキーフィールド
更新先フィールドを更新先アプリに指定したアプリのフィールドから選択します。
キー参照先フィールドは「値の重複を禁止する」にチェックを入れたフィールドである必要があります。
更新フィールド |
---|
フィールド型 |
レコード番号 |
文字列(1行) |
数値 |
・更新対象フィールドの設定
① 更新元フィールド
更新元フィールドを選択します。更新元フィールドを選択すると、更新先フィールドのドロップダウンが選択できるようになります。
② 更新先フィールド
更新先フィールドを選択します。更新先フィールドは以下の表に対応する転送先フィールドが選択可能です。
更新元フィールドと更新先フィールドで選択できるフィールドタイプ一覧
更新元フィールド | 更新先フィールド |
---|---|
フィールド型 | フィールド型 |
レコード番号 | 文字列(1行) |
文字列(1行) | 文字列(1行) |
文字列複数行 | 文字列複数行 |
リッチエディター | リッチエディター |
作成者 | ユーザー選択 |
更新者 | ユーザー選択 |
作成日時 | 日時 |
更新日時 | 日時 |
数値 | 文字列(1行) 数値 |
計算 | 文字列(1行) 数値 |
ラジオボタン | 文字列(1行) ラジオボタン |
ドロップダウン | 文字列(1行) ドロップダウン |
複数選択 | 複数選択 |
チェックボックス | チェックボックス |
リンク | 文字列(1行) リンク ※ 同タイプのみ |
日付 | 文字列(1行) 日付 |
時刻 | 文字列(1行) 時刻 |
日時 | 日時 |
ユーザー選択 | ユーザー選択 |
組織選択 | 組織選択 |
グループ選択 | グループ選択 |
③ 設定の追加ボタン
複数の更新フィールドを設定したい場合、ボタンを押すと設定行を追加できます。
ATTAZoo Uでは50フィールドまで追加することが可能です。
④ 設定の削除ボタン
設定を削除したい場合、ボタンを押すとその設定行を削除できます。
・新規レコードの追加設定
① 新規レコードの追加機能を有効にする
この設定を有効にすると更新先アプリに更新キーと合致するレコードが存在しない場合に、更新先アプリに新規レコードを追加します。追加の際は[更新キー]と[更新対象フィールド]に設定されたフィールドの値を用いて追加します。この設定を有効にする場合はAPIトークンにレコード追加の権限を設定してください。
入力必須のフィールドがある場合など、データ制約を満たしていない場合は追加時にエラーとなります。
この設定はプラグインが動作したタイミングにおいてそのレコードに対する動作となりますので、有効にしたことでレコードが一括追加されるなどということはありません。
本機能はAPIを利用したレコード追加となります。新規レコードが追加されるアプリ(更新先アプリ)にてレコード追加時に動作するプラグイン(ATTAZoo+自動採番+等)を設定していても該当プラグイン機能は動作されません。その際は追加されたアプリにて一括採番するなどの運用をご検討ください。
・タブの設定
① 新しいタブの追加ボタン
新しいタブを追加したい場合、ボタンを押すと新しいタブを追加できます。新しいタブを設定することにより、複数のアプリに対してレコードを更新することが可能となります。ATTAZoo Uでは20タブ(20アプリ)まで設定することが可能です。
② タブの削除ボタン
タブを削除したい場合、ボタンを押すと押したタブの設定を削除することができます。削除するときに確認ダイアログが表示されます。
kintoneのレコードを更新するための二次元コードを生成し、レコードに保存します。生成された二次元コードを読み込んで得られたURLにWebアクセスがあった場合、設定に従ってkintoneのレコードが更新されます。 kintoneの画面を開くことなく、またkintoneのアカウントを持たないユーザーにおいてもレコード更新をすることが可能です。
kintoneの画面を開くことなく動作させることが可能なため、kintoneの使い方を知らないようなユーザーにおいてもご利用いただくことが可能です。
以下、このプラグインの利用例をご紹介します。
(利用例)製品の工程進捗管理
kintoneによって工程進捗を管理します。作業指示書に印刷されたQRコードを読み込むか、外部モニター上に表示されたQRコードを手持ちのスマートフォンで読み取ることでkintoneのフィールドが更新され、現場の作業状況をリアルタイムに知ることが可能になります。
はじめにkintoneに進捗管理アプリを作成します。ここではアプリストアの「製造業工程進捗管理」を利用します。
次に、アプリ内の工程がQRコードの読み取りによって進むようにプラグインを設定します。更新のリンクを作成する文字列(1行)フィールドとQRコードの画像を追加する添付ファイルフィールドを追加します。
プラグインの設定画面を開き、ATTAZoo データ更新用二次元コード生成プラグインを追加します。
プラグインの歯車アイコンを押下して設定画面を開きます。今回は読み込むことで工程が進捗するように「順序更新」の更新タイプを使いプラグインを設定します。このように更新する値の設定をすることで、[A工程]の内容をQRコードが読み込まれる度に進捗させることが可能になります。プラグインを保存し、アプリを更新します。
レコードを追加、編集するとプラグインが動作します。
動作すると以下のように指定したフィールドに対して自動的にQRコードとURLのリンクが生成されます。
このQRコードを読み込むか、URLを読み込むことでレコード更新がされます。
QRコードやURLリンクを読み込むと以下のような画面が表示され、レコード更新が正常に行われたことを確認可能です。
更新タイプが[順次更新]のため、二回目にQRコードやURLリンクを読み込むことで[着手中]の工程が[完]となることを確認します。
このようにQRコードやURLリンクを読み込むことでレコードを更新可能になり、運用の一部として機能させることで工程進捗をリアルタイムで確認することが可能になります。
※QRコードはデンソーウェーブ株式会社の登録商標です。
プラグインをインストール後、設定画面を開きます。設定画面を開いて保存ボタンを押し、アプリを更新するまでプラグインは有効になりません。
・更新タイプの設定
QRコードやURLを読み込んだ際の更新タイプを設定します。
[一括置き換え]・・・更新する際に指定したすべての対象フィールドを一度に更新します。QRコードやURLリンクが読み込まれる度にこの値に変更されます。
[順序更新]・・・・・[更新後の値]の最終行から比較し、値が一致した行の次の行に指定された[更新後の値]でフィールドを更新します。いずれの行とも一致しない場合や最終行の値と一致した場合は更新されません。
[繰り返し]・・・・・最後の行の値と一致した場合に最初の行の値に更新します。(現在開発中の機能となりご利用いただけません。)
・更新する値の設定
更新する値を設定します。対象フィールドとしてご利用可能なフィールドは以下のとおりです。
更新値に指定可能な対象フィールド表
対象フィールド |
---|
文字列(1行) |
文字列複数行 |
数値 |
ラジオボタン |
ドロップダウン |
日付 |
時刻 |
日時 |
ドロップダウンとラジオボタンを更新する際は、項目の値と完全一致している必要があります。
更新タイプが[一括置き換え]の場合のみ、日付、時刻、日時フィールドに{{now}}という値を入力することで現在日本時間にて値が更新されます。その他の更新タイプやこれ以外のフィールドに対して{{now}}という値を更新後の値として利用することはできません。
日付タイプの固定値を入力したい場合は[YYYY-MM-DD]のフォーマットを入力します。
時刻タイプの固定値を入力したい場合は[HH:mm]のフォーマットを入力します。
日時タイプの固定値を入力したい場合は[YYYY-MM-DDTHH:mm:SSZ]のフォーマットを入力します。
例)2021年12月24日21時30分00秒の場合、[2021-12-24T21:30:00Z]と指定します。
文字列複数行フィールドに改行コードを含めることはできません。
数値フィールドに対しては数字を指定してください。
・APIトークンの設定
このアプリのアプリ設定から閲覧と編集権限のあるAPIトークンを設定してください。
表示されているリンクをクリックすることでこのアプリのAPIトークンの設定ページを開きます。APIトークンを生成しトークンの文字列をコピーし、そのトークン文字列をフィールドに入力します。
・QRコード画像を保存するフィールドの設定
QRコード画像を保存する添付ファイルフィールドを指定します。
指定したフィールドに対して生成されたQRコードの画像が保存されます。QRコードを生成する際にこの添付ファイルフィールドの内容はQRコード画像に置き換えられるため、QRコードを保存する用途としてのみ利用するようにしてください。
・URLを保存するフィールドの設定
URLを保存するフィールドを設定します。文字列1行フィールドが利用可能です。
指定したフィールドに保存されるURLにアクセスすることで本プラグインが動作し、レコードが更新されます。QRコードを読み込んだ際はこのURLにアクセスしたことと同等の動作になります。
・レコード詳細画面表示時にURLを生成する機能の設定
レコード詳細画面を表示した時、[URLを保存するフィールド]の値が空の場合、URLを生成してレコードを更新します。その際、QRコードを保存する設定をしていた場合は同時にQRコードを生成します。
・レコード更新時の表示内容の設定
URLにアクセスしてレコード更新する際に表示される内容を設定します。
更新された内容を表示する設定をしている場合、更新されたレコードの内容がテーブル形式で表示されます。
更新されたkintoneレコードへのリンクを表示する設定をしている場合、更新されたkintoneレコードへのURLリンクが表示されます。
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